iPadで楽譜表示、その2

2012年05月19日

iPadで楽譜表示、その2

・・・・・・・・・・・(脱力)

君、そこで何してんの?



 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


さて。昨日のiPadですが、もう少し詳しくレポしましょう。

まずは気になる表示の大きさについて。
iPadで楽譜表示、その2

これがオリジナルとの比較です。かなり小さく見えますよね?
楽譜の一番上の段の横幅を測ってみたのですが、
 オリジナル=16.3cm
 iPad=11cm
横幅が約7割くらいの大きさになってしまっていますので、音符1個の大きさで言うと半分くらいです。まぁ、この大きさでも十分見える事は確かなので演奏に差支えると言うほどではありませんが、僕やテル師匠くらいの年齢になるとこの大きさはちょっと抵抗感じるかも。

ところが今回採用したforscoreというアプリには「crop」という機能があり、これを使うと楽譜のそれぞれのページを任意の大きさで表示してくれます。
具体的には、ツールメニューから「crop」を選択して、あとは楽譜を2本の指でピンチイン・アウトして気に入った大きさに調整後、決定マークをタップするだけ。次に「uncrop」を選択するまでそのページはいつ表示させても決定した倍率の大きさで表示されます。おお、便利!

iPadで楽譜表示、その2

これがcropした結果。拡大して楽譜の余白部分を無くしてみました。
結果、上段の横幅は13.2cmに拡大され、幅で言えば8割となりました。これなら音符1つの大きさは3分の2くらいですので、先ほどより大分見やすくなります。


さらにこのforscoreのいいところは、iPadを横置きにした際に楽譜がちゃんと横回転して表示される事。当たり前だろって?チ・チ・チ(←人差し指でワイパー)。
forscoreで横回転された楽譜はスワイプでページめくりをすると、ちゃーんと下半分に表示が切り替わるのです。この機能、当たり前の様で意外と他の楽譜表示アプリには備わっているものは多くありませんでした。

iPadで楽譜表示、その2

これが横置きした時の表示。
もうオリジナルと大きさに差異はありません。僕や師匠にも優しい大きさです。書いてて自分が情けなくなったけど。
ただ、お判りと思いますが、表示を上下分割すると言う事は紙楽譜なら全く不要な「楽譜送り」を何度もしなければいけません。それを煩わしいと思うかどうか、です。


次に昨日もご紹介したAir Turn BT-105を使った楽譜のページ送りの反応速度ですが、これは実際の動画を見てもらうといいでしょう。



こんな感じ。足じゃなく指で押しましたが、感じはお判りいただけると思います。
ページの切り替えは結構サクサクと動いているように見えるでしょうが、実際は僕が指を押してからページが切り替わるまでに若干のタイムラグがあります。
指でペダルを押した瞬間にページが変わるのではなく、ペダルを押して、体感0.2~3秒くらいの間があってページが切り替わるみたいな感じです。
このため、ペダルを押してからページがちゃんと切り替わるまでに約1秒くらいかかると思っていただければいいかと思います。
四分音符=120の楽譜でしたら、小節の3拍目でペダルを踏めば次の小節に移るころにちょうどページもめくれる感じ。
これを十分な速さと感じるか遅いと感じるかは人によるかなと思います。(まぁ、単に慣れの問題かも知れませんが。)


てなわけで、iPadを使った楽譜表示の使用感はお分かりいただけましたでしょうか。

簡単に思いつく限りこの表示方法のメリットを挙げると、

1. 楽譜を大量に持ち運べる。
例え何百曲の楽譜だろうと平気で持ち運べます。ダッパーのように大量の楽譜を所有している人にとっては嬉しい事です。

2. Air Turnを使う事で譜めくり対策不要。
もう何十ページの楽譜だろうと譜めくりに悩む必要はありません。その昔よめじろーがギリシャ組曲のバリトンの演奏で、全楽章アタッカだったのに譜めくり対策が難しい楽譜のため、かなり悩んでいましたがこれを使えば全く問題が無くなります。

3. 風対策不要。
どんなに風が吹こうとも、もう風に煽られてページがめくれてしまう心配は不要です。

4.暗闇対策不要。
どんなに暗闇だろうと、iPadのバックライトがありますので全く問題ありません。ただ、暗闇だとバックライトが奏者の顔の下から照らしますので、ややホラーチックになるのが欠点ですが。(笑)


逆にデメリットを挙げるとすると、

1. 楽譜をいちいちPDFにしてiPadに登録しなければいけない。
ダッパーみたいに『どこでも楽譜』してるような人ならいいのですが、楽譜を一枚一枚スキャンしてPDFデータにするのが面倒!と思っている人には不向きです。まぁ、そんな人はこの記事をそもそも読まないとは思いますが、そう言う事です。

2. 楽器のトラブル、操作のミスが怖い
やはり多くの方が感じるのはこれじゃないでしょうか。こればかりは僕も今しばらくこの表示方法とお付き合いしてみないと何とも言えないのが事実ですし、僕自身もこの怖さは感じています。
演奏中にバッテリーが切れたらどうしよう、iPadやAir Turnが壊れたらどうしよう、操作をミスって逆方向に楽譜をめくってしまったりアプリを終了させてしまったらどうしよう…。
機械系の心配はどうしても付きまとうと思います。

3.明るい日中は読みづらい。
暗闇では強いiPadですが、明るい日差しの下では今度は太陽の明るさに負けてしまってとても見づらいものになります。iPadの上部を覆って日陰を作るような工夫が必要でしょう。

3. 表示が小さい。
上にも書きましたが、横置きにしない限り表示はどうしても小さくなります。視力が弱くなったなぁとお感じの方は少し不向きかも。

4. 楽譜を少量しか持ち運ぶ必要が無いならiPadだと重い。
まぁ、当たり前ですが楽譜を10数枚程度持ち運ぶならiPadより当然軽いです。


と言ったところでしょうか。

以上のメリット・デメリットを踏まえた上で、昨日ご紹介したAir Turnforscoreの値段を高いと感じるか安いと感じるか、は皆さん次第と言ったところかなと思います。
僕もまだ本番でこれを使う勇気はありませんので、今しばらくは練習の場で活躍してもらおうと思います。

ある日本番ステージに僕がiPadを持って颯爽と登場するかも知れません。

また、逆に気が付けば僕がiPadの話題に一切触れなくなるかも知れません。その時は、あーそういう事だったんだな、と察してやってください。



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Posted by ダッパーサクセーバーズ at 10:09│Comments(0)音楽について
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